東京医科大学、山本謙吾主任教授に関す論文、新聞記事〜長野日報〜

東京医科大学整形外科、山本謙吾主任教授、論文など情報集めています。

『整形外科の仕事について』
〜手術は慎重な判断必要〜
(東京医科大学・整形外科、山本謙吾主任教授)

脊椎の中の神経が圧迫され、下半身の痛みやしびれなどを引き起こす「脊柱管狭窄症」。運動療法や内服薬、神経ブロック注射などで効果がない場合、手術が選択肢になります。ただ十分な効果を上げるには幾つか条件を満たす必要があります。手術は狭窄部分の靱帯や骨を削って神経への圧迫を除きますが、圧迫されている場所が複数ある場合、どの部分が原因か確かめなければなりません。ただ、磁気共鳴画像診断装置(MRI)などの画像検査の高度化で狭窄部分の発見は容易になったものの、神経機能は非常に複雑です。足先のしびれならこの周辺、太ももの痛みならあそこの狭窄が原因、と簡単に判断できません。通常1ヵ所ずつ神経ブロックを行い、どの神経をブロックすれば症状が消えるか確かめます。複数ヵ所を同時にブロックしないと症状が消えないこともあり、手術すべき場所の特定には時間がかかります。

東京医科大学、山本謙吾主任教授の記事(論文)です。次回に続きます。

※山本謙吾主任教授とは・・・
山本謙吾(やまもと・けんご)1958年東京生まれ。83年東京医科大卒、ロマリンダ大留学などを経て2004年より東京医科大学整形外科主任教授。日本整形外科学会専門医、日本整形外科スポーツ認定医。